採用はゴールではなく、応募者の人生の新たなスタート。
PROFILE
- 寺田 惇平
- プレミアグループ株式会社
- グループ人財採用部
- 部長
- 2012年入社
福島県出身。大学進学を機に上京。学生時代はバドミントンに熱中し全国大会に出場。入社後は3年間ファイナンス営業に従事したのち、採用部へ異動。現在は採用部長として採用責任者を務める。
プライベートでは1児の父として育児にも奮闘中!
きっかけは社長の言葉。
私が入社をしたのは会社設立4年目の時。当社は変化のスピードが早いのですが私が入社した頃はもっと早く、そして一人何役もこなす、ベンチャー企業特有の雰囲気があったように思います。当初は営業として配属されたのですが、配属されたからには一番になりたいし、支店長や新店の立ち上げに挑戦したい、という志を持って日々仕事に励んでいました。そんな私に転機が訪れたのは入社3年目、仙台支店にいた時です。次のキャリアを考えている時にふと、学生時代の就職活動の思い出が蘇ってきたのです。多くの企業が会社説明会で人事が形式的に会社説明資料を紹介するのに対し、当社だけ社長が登壇し、ロマンやビジョンを熱く語っている姿に胸をうたれました。更に、採用担当として登壇していた方はまだ採用担当歴が1年目だったかと思うのですが、1年目でここまで自社を熱く語れるなんてかっこいい、そして見た目もシュッとしている(笑)。会社説明会を企画・運営する人事は、会社を代表して学生にアピールする部署。じつは以前から気になる部署だったのです。
まさか他社を案内するなんて。
当社は、「強い」「明るい」「優しい」この3つのバリューを掲げています。会社にとって人は財産ですから、採用時はもちろん入社後も人にまつわるものは全てバリューに基づいて考えています。言葉だけを切り取れば非常に抽象的に感じるかもしれません。ですが、それがいいと私は思うのです。私たち人事には応募者と面接をする際のトークマニュアルはありません。応募者にとっての「強い」「明るい」「優しい」とは何かを引き出す、対話重視の面接を行うことで、当社の企業風土にマッチするかを判断するからです。異動してまだそれほど経っていない時に、営業から人事へ考え方を根本的に改める出来事がありました。ある学生の面接を私が行い、次に上司が面接をすると、当社に合わないという理由で堂々と他社を案内していたのです。「え!?なんで??」と驚いたのは言うまでもありません。しかし会話を振り返ると、バリューに対する考え方を聞きながらその子の5年後・10年後の人生を見据えた会話をしていたことに私は気が付きました。上司は学生の“人生”まで深く入り込み、面接を通して最適解を導き出していたのです。あの面接は衝撃的でしたし、私の人事としての人生を大きく変える出来事でした。
相思相愛、入社をゴールにしない。
学生の皆さんにはぜひ、本質を見抜いて就職先を選んでほしいです。これから長い社会人としての人生を歩むわけですから、説明会で見えた表面的な部分だけでなく、中身も大事。知名度が高い大手企業もあれば名前が知られていない優良な中小企業も多くあり、それぞれカラーがあって働く人も違います。給与や休日休暇、福利厚生だけではなく、どういう思いや志を持って会社が立ち上がり、世の中に商品やサービスを提供しているのかをしっかり理解した上で、共感した企業を選んでください。そして一番大事なのは入社をゴールとしないこと。働いた対価として給与やポスト、人としての成長を得るわけですから、勇気のいることですが面接では自分のガードを外して自己開示し、企業と相思相愛の関係性を築いてほしいですね。その結果が当社だったら非常に嬉しく思います。
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