仕事

スマホの検索履歴が 新規事業の調べ物ばかり(笑)。

2020年度新卒入社。世の中がコロナの影響を大きく受け緊急事態宣言が発出されるという大変な状況で入社した。普段なら対面での研修が行われるところ、会社として初の試みとなるオンラインで研修が実施されました。ただの座学で終わらないところがプレミアグループ。例年と違う状況を逆手にとり、社会人として第一歩を踏み出したばかりで先入観を持たないフレッシュな新入社員に、新規事業を考えてもらうという大胆なプログラムを実施。当時担当していたメンバーを代表して周田さん、オブザーバーとして研修に参加した採用部の太刀さんの対談をお送りします。

MEMBER

    • 周田健吾
    • プレミアグループ株式会社
    • 事業戦略本部 DX企画グループ
    • 2020年卒
    • 太刀久善
    • プレミアグループ株式会社
    • グループ人財本部 
    • グルーブ人財採用部 次長
    • 2015年卒

自分のスイッチは、自分で入れる。

太刀:周田くんとこうして顔を合わせるのは新入社員研修の時以来かな?今はあの頃と違って出社しているけど、オンライン研修は正直どうだった?

周田:大学時代の友達も何人かはオンライン研修という話しを聞いていたので、それほど驚きはなかったです。オンライン研修よりも僕は生活の切り替えが難しかったですね。朝起きたらそのまま自分の部屋ですぐパソコンの前に座って仕事開始。生活と仕事の線引きと言えばいいのかな。会社からはラフな格好でもいいですよと言われたけれど、さすがにパジャマで研修の受講はないですよね。だからきちんと着替えて自分で自分のスイッチを入れる。毎回意識的にスイッチを入れて研修に取り組みました。何でも初めが一番大事だと思うタイプで、今この時間に知識をつけておかないと後々振り返る時間はないだろうなと思ったのを覚えています。

太刀:僕ら採用部もオンライン研修は初の試みだったから、何もかもが手探り状態。でも2020新卒のみんなは周田くんのように前向きに取り組んでくれたから本当に嬉しかったし、研修を実施した甲斐があったな。

新規事業は自分にもできる社会貢献。

太刀:そんな状況でオンライン研修が進み、次は経営陣から新規事業を考えるプログラムとして、「消毒液ビジネスチーム」と「キッチンカービジネスチーム」のふたつにチームが分かれて、周田くんはキッチンカービジネスチームだったよね。新卒だけで新規事業を考えるというプログラムを聞いたときは率直にどう思ったかな?

周田:あの頃はちょうどテレビで毎日のように飲食業界の置かれている厳しい状況が流れていて、僕は微力ながらもなんらかのかたちで社会貢献をしたいという思いがありました。キッチンカーを絡めた新規事業は面白そうと思ったけれど、いざ始めてみると何から手を付けていいのか分からないため、まずはフレームワークに当てはめていきましょうという意見が出て進めていったんです。キッチンカーには車内で調理するクルマと、出来合いを販売するクルマの2種類があり、それぞれ守らなければいけない法律も違う。まさか法律まで調べるとは思いもしませんでした(笑)。市場調査をしたり収益プランを考えたり、キッチンカー自体をプレミアグループが取り組むべきなのかという、そもそも論でみんなの議論が熱くなったり…。気がつけば僕のスマホは新規事業に関係する検索履歴でいっぱいになっていましたね。

太刀:周田くんはそれだけ真剣に取り組んだということだよ。僕が新人の頃にあそこまで調べてできたかと聞かれたら、ちょっと自信ないな(苦笑)。

厳しくも愛のある指摘。

太刀:4月に入社式を行うことができなかったから、出社できるようになった6月に入社式も兼ねて、経営陣に対して練りに練った両チームの事業計画の発表があったけど、緊張したでしょ?

周田:緊張というよりみんなの意見をまとめてようやくここまで来れたかという達成感と、みんなで考えた事業計画にどんな反応を示すんだろうというドキドキ感。中間発表の時間もいただいてその時には、スライドを20枚くらい用意してのぞみました。プレゼンに40分もかけてしまいましたが、嬉しかったのは経営陣が、僕ら社会人一年目が立てた拙い事業計画をしっかり聞いてくれて、一つひとつ丁寧にフィードバックをいただけたことです。社会貢献といっても慈善活動じゃないから利益を生み出さないといけないことは理解した上で計画を立てたつもりでしたが、どうしてもやっぱり穴があるんです。会社にはミッションがあり、その実現に向けて組織、社員は動いている。当たり前のことが抜けていて、自分たちの思いだけが突っ走っている計画を指摘されたことが一番印象に残っています。その経験もあって最終発表は緊張よりも、ドキドキが勝ちましたね。

太刀:正直言うと研修の一環で、調べて終わると思っていたんだけど、周田くんたちのチームが想像以上の成果を上げて、まさか本当に事業化するとは思わなかったよ。

セオリーよりも変化が楽しい。

太刀:実はね、社長には随時研修の経過を報告して、配属をどうするか話し合っていて。それでプロセスやプレゼンを踏まえて、だったら周田くんがそのまま事業戦略本部に配属したほうがいいんじゃないか?となったんだ。

周田:え!?そうだったんですか?それは知らなかったです。ちょっと偉そうな言い方かもしれませんが、こういう会社の風土が好きで僕はプレミアグループを選んだんです。世の中なんでもセオリーがあるじゃないですか。スポーツにしても勉強にしても、順序立てて物事が進んでいく。それはそれでいい点がもちろんあると思います。でも僕は常識を疑い、常識に縛られない動きの向こう側に新しい発見や出会いがあると思っていて。会社規模や知名度より、自由な風土で若手にチャンスがある会社に入りたいと思って就活をしていました。

太刀:そうだよね。普通はさ、まず現場に出て名刺交換をして「はじめまして」っていうところから始まるのに、社会人一年目がいきなり事業開発部だから、セオリーを全部すっ飛ばしてるね(笑)。

周田:しかもわずか数カ月後に文系にも関わらず今度はDX推進部へ異動(笑)。僕は自分の性格から、同じような時間が過ぎていくだけの仕事は向いていないので、多少の困難があって凸凹道でも変化のある方が好き。会社は今後DXを強力に推進していくので、自分が仕組みを創る側に立つんだと思うとワクワクします。

太刀:さすが!研修の時から周田くんの活躍は光ってたもんな。「彗星のごとく現る!」という感じだったもん。

周田:それほんと、やめてください(笑)。

太刀:まあ、それは冗談として、DX推進部への異動も周田くんに求めていることがあっての事だからさ、これまで通り自由に伸び伸びと働いて、自分の可能性を広げていってほしいな。

同じカテゴリの記事